【書評】99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ
一時書店に平積みになった、仕事効率に関する実用書。
- 作者: 河野英太郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仕事を効率的に進め、着実に目標を達成するための今すぐできる仕事のヒント、教えます。会社で生きぬく「武器」を身につけろ―あなたのスキルを瞬時に上げる87のテクニック。 (amazonより引用)
一言で言えば「よくある本」に尽きます。内容に関しては新入社員が最初の導入研修でやるメニューを、少し実務的にシフトしたものといえるでしょう。
例えば上司とのホウレンソウのやり方であったり、資料作成の基本であったり
「あー、そういえばこんなの研修でやったな」
と思えるようなことばかり。
でもだからといって、内容のレベルが低いというかといえばそうでもありません。これって全部「仕事の基礎」なんですよね。出来て当たり前というか、出来なくても頭に入れておくべき項目が主となっています。
結局仕事なんて一部の専門的な業務を除き、基礎が一番重要なわけです。
例えばコミュニケーションの第一章の項目は「名前を覚える」です。
当たり前だろ、と思いますがじゃー取引先の人々の名前ってどれだけ覚えてる? となると数えるほどしかいません。
そういえば以前あの会社と会議したとき、○○課長と・・・ あと誰がいたっけな? なんて経験ありませんか?
基礎は基礎でしかありませんが、基礎を疎かにした上に良い仕事は出来ません。
本書は新入社員にもお勧めできる本であるとともに、仕事に慣れ始めた3~5年目社員にも、今一度基礎の大切さを確認するために読むべき一冊といえるかもしれません。