まるで1ヶ月早いクリスマスの様。
Ⅰ.本当はチキンレッグのつもりだった
前回の豚肉のスペアリブ風が美味しかったので、同じくオーブン料理をしてみようと考えていました。
考えていたのが、チキンレッグでつくるロティサリーチキン。この前銀座の「la cocoriko」というお店で食べて美味しかったのが記憶にあります。
なのでチキンレッグを買おうと思い、イオンの食肉コーナーへ行き、買って帰ってきたのがこちら。
はい、丸鷄。
別にチキンレッグがなかったわけではありません。
レッグを手に取ろうとしたところで、妻が「え? こっちじゃないの?」といって指差した先にあったのがこの丸鷄。そのままレッグを買ってもよかったのですが、今まで調理したことのない分野に行く方が面白いかも、と思ってこちらを購入してみました。
ということで、急遽ですが、丸鷄のオーブン焼きにチャレンジしてみます。
Ⅱ.ブライン液に浸す
まずは下ごしらえから。
買ってきた丸鷄を水でよく洗い、ブライン液に浸します。
ブライン液は塩と砂糖がそれぞれ5%入ったお水ですが、お肉をやわらかくしっとりとさせる効果があります。パサつきやすい鶏肉料理なら、つけておくと味がだいぶ変わります。
今回は下味もつけたかったので、ハーブとすりおりしのチューブ生姜・にんにくも入れて冷蔵庫で5時間程度寝かせます。
Ⅲ.中身のライス
続いて、詰め物を作っていきます。
こういう丸鷄って、大体お腹の中に何かしら入っているのが定番ですよね。
ブロッコリーやジャガイモなどゴロゴロとした野菜もメジャーですが、今回はあまり用意もなかったので欧風ライスを作ります。玉ねぎとベーコンに白飯と具材はシンプルに、塩胡椒・ウスターソース・コンソメで味を整えます。
これをブライン液から取り出した丸鷄の腹につめていきます。
詰めたところで、つまようじで蓋をしたのちに、全体にハーブソルトをまぶした後、オリーブオイルを表面に塗って準備は完了。
230度に予熱したオーブンで、60分程度焼いていきます。
最初のオーブンは全体に火を通す為に行います。キッチンペーパーを敷いた上に丸鷄を乗せ、表面が焦げない様に、上にアルミホイルをしいて焼き上げていきます。
Ⅳ.付け合わせのネギ塩ソース
そのまま食べても美味しい、はずではあるのですが、量も多く同じ味では飽きそうなのでネギ塩ソースを作ります。
ネギ2本をみじんぎりにした後、ごま油で軽く炒め、鶏がらスープとにんにく、レモン汁を絞って入れたら完成。
あとは鶏の焼き上がりを待つばかりです。
Ⅴ.焼き上がり
60分立って丸鷄が焼き上がりました。
いい感じですね。ここで食べてもいいとは思うのですが、表面をカリっとさせるために更に230度のオーブンで15分間焼いていきます。今度は「焼き色をつける」のが目的のため、アルミホイルはひかずに焼き上げていきます。
で、完成したのがこちら。
美味しそうな焼き色がつきました!
Ⅵ.実食と総評
焼き上がりを早速いただきます。
ナイフとフォークで切り分けていきますが、皮がパリッパリでとても美味しいです。ブライン液につけたおかげか、お肉はしっとりと、パサつきのない食感に仕上がっていました。
味付けは今回は優しい味付けにしていたので、変化を出すためにネギ塩ソースを用意していたのは大正解ですね。トリュフ塩をかけても美味しいかもしれません。
この丸鷄、イオンで処理済みのものが1羽千円で買えます。
ボリューミーですので、これひとつで食卓が彩りかつお腹も膨らみます。1ヶ月後に控えたクリスマスディナーには、きっともってこいの一品となるでしょう。
今年はケンタッキーじゃなくて、自家製ローストチキンにチャレンジしてみるもの一興かもしれません。