パンってなんて美味しいんでしょう。
1.東京にパン屋は数あれど
東京には腐るほどパン屋があります。百貨店に入ればベーカリーが2店舗はありますし、オシャレな路面店も山手線の駅の近くには必ずあります。米食の日本にありながら、東京には本格的なパンを提供するお店が数多くあります。
そんな星の数ほどある東京のパン屋ですが、タイプは違えど美味しいお店は集約化されていきます。今回は、特にオススメの3店舗をご紹介いたします。
2.渋谷の名店「VIRON」
ハードブレッド、特にバケットに関していえば、東京の中でもっとも有名かつ美味しいのが渋谷のVIRONでしょう。
日本にいながらにして本格的なフランスパンが味わえるお店として有名なお店ですが、その評判に偽りがないのが素晴らしいところです。カリっとした表面に、中がふわっとしたバケットはこのお店の名物となっています。
同じ渋谷にあるロブションのパン屋とは異なり、非常にシンプルなラインナップなのが特徴です。家のトースターでカリッと焼き上げて、バターをつけて食べるシンプルな食べ方が一番会うようなパンを提供しています。
ちなみにVIRONはパティスリーでもあり、ケーキも置いているのですが食べたことがありません。美味しいのでしょうか、今度試してみます。
3.同じく渋谷の名店「BOUL'ANGE」
お次も渋谷の名店「BOUL'ANGE」。
このお店、昔は「ゴントランシェリエ」という店名だったのですが、どうやらライセンス関連で名前が変わったようです(新宿店も同じく)。とはいえ、ゴントラン時代の美味しさは健在であり、特に名物のぱりぱりのクロワッサンは都内一といっても過言ではないかと思います。
一番はやはりクロワッサンが美味しいのですが、個人的にはここのクイニーアマンがすごく好きです。また今だとデニッシュ系のパンを売り出しているのですが、そちらも絶品ですね。とにかくバターを使うようなパンに関しては、まさに「ハズレなし」というレベルで美味しいですね。
ちなみに嫁はこのお店のクロッカンが好きなんだとか。
4.本家は芦屋 有楽町の「ビゴの店」
最後は有楽町のマロニエにある「ビゴの店」。
まぁこのお店に関しては半ば思い出補正が強いお店ですが、上の2店舗と比較してもお味は遜色ないかと思います。本来の拠点は芦屋にあり、近辺の西宮や神戸を中心に店舗展開を行なっています。
ここのクロッカンは、私にとって忘れられない味です。
大学時代、私は阪急甲陽園駅の近くに住んでおり、駅近くにあったパン屋がこの「ビゴの店」でした。しかし当時貧乏学生だった私には、一つ200円以上するパンは中々手を出せない食べ物。そんな中で、甲陽園店では形が崩れたクロッカンを100円くらいで販売していました。毎日あるわけではないのですが、近くを通りがかった時はチェックして、あれば購入して家路までの道すがら食べていました。本当に甘いのですが、不思議と後を引かない甘さで、すぐにペロリといけてしまう、そんな魅力がビゴの店のクロッカンにはありました。
10年経った今では、クロッカンよりも高いパンも買える程度には稼げるようになりましたが、やはり手が伸びるのはクロッカン。また甲陽園に行って、形の崩れたクロッカンを食べてみたいなぁ。
5.最後に
ということで、東京でハズレのない3店舗のご紹介でした。東京も色々と回りましたが、エリアでいえば渋谷エリアのパン屋のレベルは頭一つ抜けていますね。ロブションも入れても良かったのですが、ロブションは惣菜パンぽくて今回は削除いたしました。惣菜パン好きならロブションは本当に美味しいんですけどね。
最近は世界の名店やブーランジェとタイアップしたパン屋が都内に数多くオープンしています。まさに今都内はパン屋にとって戦国時代、ユーザーとしてはさらに美味しいパンがリーズナブルに食べれるようになればと期待しています。
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