リングや呪怨はもう見た! その次は!?
「ホラー映画 おすすめ」なんかで検索すると、結構な数のおススメ記事が出てきたりするのですが、大体紹介される映画って決まってるんですよね。「リング」「呪怨」「着信アリ」…、いやもうね、そういうのは知ってるんですよ。
ということで、大作は除いたインディーズ色の強い作品を中心に、これは怖い! と思うホラー映画を集めてみました。
Ⅰ.ノロイ
みんな死んだ・・・。
「呪い」---それは、あなたの身近に実在する真実の恐怖。
いま、太古の昔より続くそのおぞましき怨念の全貌が解き明かされようとしている。かつて映画が描いたことのないとてつもない衝撃、ホラーを超えた戦慄のショッキング・リアルに世界は震撼する!
インディーズ色の強い、とは言いながらも割とメジャーな作品「ノロイ」。役者にアンガールズやダンカン等、ちょっとした有名人が出てきます。所謂ドキュメンタリー的な手法を用いた「モキュメンタリー」作品であります(ブレアウィッチやクローバーフィールドみたいなやつね)。恐らく邦画ホラーで唯一じゃないでしょうか、モキュメンタリー作品は。
ちょっと微妙なcgなんかも使ってますが、モキュメンタリーの手法をうまく使って作品をまとめ上げています。モキュメンタリー好きなら見ていて損はない作品です。
Ⅱ.コワイ女
これはねぇ、良いですよ。ホラーとギャグって紙一重といいますか、下手なホラーって笑えるんですよね。なんだこれ、的な。それの中間を絶妙についたのがこの作品です。
運命のいたずらで「コワイ女」と出会ってしまった三人の男女の物語を描いた驚愕のジャパニーズ・ホラー!監督:雨宮慶太×主演:中越典子・主演の「カタカタ」、監督:鈴木卓爾×主演:柄本佑の「鋼」、監督:豊島圭介×主演:目黒真希の「うけつぐもの」を収録。
ということで、3篇の短編ホラーから成るこの作品ですが、必見は「カタカタ」と「鋼」。
結婚を控えたOL・吉沢加奈子は、前妻と離婚したばかりの婚約者・田崎晃と会った帰り道で”カタカタ…“という奇妙な音を聞く。帰宅した彼女のもとに“別れた女房に刺された”という晃からの電話が。そして、背後には包丁を手にした異形の女の姿が…『カタカタ』。
自動車整備工場で働く関口幹夫は、夜道で頭からズタ袋をかぶった人間に体当たりをくらう。翌日、工場の社長・高橋鉄からかわいい少女が写った写真を見せられ“妹とデートしてやって欲しい”と頼まれるのだが…『鋼-はがね-』。
前者の「カタカタ」は絶妙なホラーであり、パッケージの女性がそれにあたります。そして後者の「鋼」は、ホラー映画好きの間では「鋼ちゃん」と親しまれるアイドルです。そんな彼女の姿がこちら。
ね? 可愛いでしょ、鋼ちゃん。
もう見るしかないですよね。
Ⅲ.怪談新耳袋 絶叫編「ぎぃ」
まぁ短編ホラーであれば、新耳袋を欠くことは出来ないでしょう。その中でもお勧めの一作が「ぎぃ」。
児童心理学の講義を受ける松嶋亜季(大政絢)。幼稚園の先生になる夢を持つ亜季は、教授の勧めで家庭教師兼ベビーシッターをすることになる。
担当する外山家に着いた亜季は、キャリアウーマン風の外山紀子(八木小緒里)に仕事内容の説明を受けた後、5歳の息子の剛(加藤清史郎)を紹介される。部屋のカーテンは閉め切られ、薄暗い。その中で剛は寝そべって絵を描いていた。亜季が挨拶しても剛からは返答はない。剛が描いた絵には、大きく真っ黒な人間が描かれていた。ボサボサの髪、黒く塗りつぶされた顔、そして真っ赤に光る2つの目玉。その男は「ぎぃ」と呼ばれ、剛の友達である。また「ぎぃ」は"邪魔な人を消し去る"技を持っているのだという。その話を聞き、不審に思った亜季は・・・。
家に潜む怪異、やはり人間自分の居場所である「家」で何かが起こることに、根源的な恐怖を感じるのでしょうか。加藤清史郎君の怪演が光ります。
Ⅳ.怪談新耳袋 劇場版
続いても新耳袋。劇場版は8作の短編から成るのですが、その中でも「約束」と「姿見」が秀逸。どちらもトラウマになる系なので注意が必要かもしれない。因みに「約束」は前述の「コワイ女」の「カタカタ」を撮った方と同一監督の雨宮慶太。
記者である叔父から、出張中の留守番を頼まれた主人公。出かける前に叔父から、「返事をしろ」と約束させられる。何の事か分からなかった主人公だが、次第にその意味を理解してくる。――「約束」
卒業を控えた学生2人が、体育館でバスケットボールをしている。その奥には、不気味な噂のある鏡が置いてあったのだが。――「姿見」
前者は徐々に来る系のホラー、後者は虚を突いた一発ドッキリ系のホラー。どちらも演出がうまく、後者なんかはホラー苦手な人にはちょっとお勧めできないかもしれません、「ウォ!」ってなります。
あ、因みにニコニコにありましたので、探してみるといいかもしれません。
Ⅴ,トリハダ 劇場版2
所謂「お化けより人間の方がコワイ」系のホラー。因みに劇場版1と、テレビシリーズもあるのですが、同じ短編シリーズの「新耳袋」よりも安定したクオリティを維持していますので、お化けじゃなくてもいい方はこちらの方がお勧め。
まぁ一応人間しか出てこないんですけど、まぁ半分以上化け物ですよね。というか失礼なのかもしれませんが、シリーズ通して出演されてるこの女優さんが私は非常に苦手です。
Ⅵ.鬼談百景
先日ご紹介させていただきました、鬼談百景。
ここ最近のホラー作品の中では、頭一つ抜けているような感じがありますね。記事中にも触れていますが、お勧めは「赤い女」。興味のある方は記事をご参照ください。
以上6本のご紹介でした。今後も引き続き紹介記事書いていきますので、よろしくお願いいたします。