雨の日の大人たちは

「100食」「100本」「100冊」「100記事」をテーマに、ダウナーなアラサーが日記書いています。

【2/100回】小倉名物B級グルメ「どきどきうどん」を食す!

 北九州出張シリーズ第二弾。

 小倉の知る人ぞ知るB級グルメ「どきどきうどん」を食しに、「今浪うどん」さんに行きました!

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Ⅰ.どきどきうどんとは

 簡単に言えば、牛頰肉が乗っかった甘辛いうどんのことを言います。あまり裕福な場所でなかった小倉において、労働者の間で広まったんだとか。
 因みに何故「どきどきうどん」というのかと言うと、博多華丸曰く「大変ガラの良い地域にお店がある為、とても優しそうなおじ様お兄様と隣席になる為、多少の緊張感が必要になるから」なんだとかかんとか。
 
Ⅱ.出汁ヨシ、麺は…
  今回訪れた今浪うだんは、そのどきどきうどんを出すお店の中でも人気店。といっても外観は本当にただの民家です。まだ暖簾出してるだけ良心的なんだとか。
  狭い店内をくぐり抜け着席。肉うどんの中を頼みます。周りにはお醤油と生姜の良い香りが漂い、否応にも期待が高まります。

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  注文して5分程度で着丼。まずインパクトの強い出汁の香りが鼻を満たします。出汁を一杯、甘辛い出汁に思わずホッコリ。でもこの出汁は生姜を入れてこそ、ということでカウンターに置いてあるおろし生姜をスプーン一杯に盛り出汁の中へ。よく解いてから飲むと、先ほどと違う辛味が混ざり、味が引き締まります。
  お肉はと言うと、よーく出汁の染み込んだ牛頰肉。口に運び噛みしめるほどに出汁と肉の旨みが溢れ出してきます。
  さあ麺だ。中太のストレート麺は自家製なんだとか。ズルッといくと、なにやら違和感が。
  うーん、モサモサしてる。九州のうどんと言えば、ウェストに代表されるコシの弱い麺が特徴的である。そういうものかといえばそうとも言えず、かといって讃岐系かといえば異なる。小麦粉を練って茹でただけ、と思えるくらいコシも旨みもない。やはり出汁が良くてトッピングが良くても、麺がダメならうどんはダメだよ(これがラーメンなら、また話も違うが)。
 
Ⅲ.総評
  何故「隠れた」と言われるB級グルメなのか分かったどきどきうどん。しかし出汁とお肉は素晴らしい。麺さえ改良出来れば、隠れたB級グルメでは無く、北九州を代表するB級グルメになれるポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。