雨の日の大人たちは

「100食」「100本」「100冊」「100記事」をテーマに、ダウナーなアラサーが日記書いています。

SEALDsは何がしたかったのか、今更ながら調べてみた【その2】

 他のスピーチを見ましたが、基本的に薄っぺらいものが多かったので割愛します。

 さて、続きです。

amenoh.hatenadiary.jp

 

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 Ⅳ.悪い意味で野党化するSEALDs

 facebookは分からないので、twitterで最近のSEALDsの活動を見てみたのですが、どうも悪い意味で野党化が進んでる様子です。尚、直にツイートする内容はほぼ宣伝しかないので、主にリツイートした内容=SEALDsの考えと合致する、とみなして紹介します。

・マイナンバー制導入批判のツイートをリツイートしています。お前ら一体何と戦っているんだ。

・橋下改革にも噛みついています。割とリベラルなことをやっていましたが、同じリベラルとしては気に入らなかった模様。

・その他南京大虐殺関連のニュースを多数リツイート。恐らくは「日本は過去の戦争に関して真摯に謝罪すべき」といいたいのでしょう。

 

 どうやらメインイベントが終わり、ちょっといろんな方向に噛みつき始めているようです。マイナンバーが彼らの主張にどう絡むのかはよく分かりませんが、SEALDs的にはマイナンバーは打破すべき悪政らしいです。ようわからん。

 しかし取りあえず見て分かるのが「SEALDsの野党化」です。以前から識者から指摘されている点ですが、「後ろ盾はどこだ?」ということです。まぁ彼らが多くの野党議員を呼べるというところで、そういった箇所のバックアップがあるということでしょう。よく言われるのは共産党がバックについていると言われますが、最近の傾向からすれば野党が結束してバックアップしているようです。だから野党の批判記事は一切ありません、スポンサーは大事だもんね。

 ということで、最初は「学生の緊急アクション」とかいう名目で結成されたSEALDsも、今や野党側の学生支援グループとなってしまいました、ちゃんちゃん、ということです。所構わず自民の政策を批判するのは、もう完全に民主党といってもいいですよね。

 

Ⅴ.総評

 おそらくこれから、SEALDsは急速に縮小へと向かうでしょう。元々はお祭り騒ぎのようなものですし、「緊急アクション」と言うからには団体ですらない。9月までは安保改正でテレビで取り上げられていたから「話題になった」ので参加していたメンツも、TVへの露出が減るにつれ離脱していくでしょう。そろそろ3年生は就活の準備を始めるでしょうから、さほど中核でもないメンツも抜け始めます。そうして中でグループを維持できるほど、リーダーの奥田氏にカリスマがあるとは私は思えません。

 しかし学生のこうした政治活動自体は、私は肯定されるものだと思っています。学生時代に政治を語らなければいつ語るのか、社会人になってからそんな暇ありません。右派でも左派でも、学生時代にどんどん議論をし、時にはデモ等を行うくらい元気でもいいと思います(赤軍は除く)

 惜しむべきは、中核メンバーの勉強不足でしょうか。メディア露出の高いメンバーだけでも、もう少しまともなスピーチや主張が出来れば、おそらくガラリとSEALDsに対する見方も変わっていたのではないのかとおも思います(まぁ、政治に興味がない人でも分かりやすくする為に、あえてああいうスピーチを行っていた可能性も否めませんが)

 彼らには是非、同じ学生の右派との討論を行って、研鑽を積んでほしいと思います。政治に興味があることは素晴らしいことです。SEALDsは、他の「私政治には興味ないからわかんない」という無意識な学生よりも称賛されるべきであると思います。

 今日人口比からすれば若者の政治的な力は弱いです。しかしながら、参政権付与の18歳引下等で今後どうなるか分かりません。そうなった際、数では負けているかもしれませんが、質の高い有効票を政治に投下できるような素晴らしい層になれればと、私は期待しています。

 

 以上、SEALDsについて調べてみました。