先日のシルバーウィークに、地元に帰るついでに島根県安来市にある足立美術館に行ってきました。
Ⅰ.足立美術館とは?
足立美術館は、島根県にある美術館です。設立者は安来市の足立全康という、一代で財をなした実業家です。
コレクションは日本画の巨匠、横山大観の作品を始め、竹内栖鳳、橋本間雪といった日本の巨匠の作品を多く展示しています。
Ⅱ.日本庭園
勿論この様な日本画コレクションも見所ではあるのですが、特筆すべきは日本庭園です。約50,000坪(東京ドーム3個強)という広大な面積に加え、借景を加えた日本庭園は圧巻の一言です。
この庭園は、米国の日本庭園情報誌「ジャーナルオブジャパニーズガーデン」誌にて行われる日本庭園ランキングにて、12年連続一位を獲得するという偉業を達成しています。またフランスの観光情報誌の「ミシュラングリーンガイド」でも最高評価の三つ星を獲得するなど、名実ともに日本最高峰の庭園といっても過言ではないでしょう。
見所は壮大かつ計算しつくされた枯山水の世界です。遠景では広大な島根の山々を借景として取り入れながらも、手前の庭園は木々のひと枝まで整えられ、まるで日本画の様な光景を映し出しています。
この景色を守る為、足立美術館では毎日専門の職員が庭の手入れを行っているとのこと。光により姿を変える庭園は、見ていて飽きることを知りません。
また館内には四季折々の庭園の風景が飾られています。暖かな春の風景、新緑の夏の風景、山々が赤く染まる秋の風景、雪化粧をした冬の風景、全てに趣があり美しい写真ばかりでした。
私が訪れたのは9月と、夏とも秋とも言えない季節でしたがそれでも圧巻されました。次は冬、雪化粧をした足立美術館に訪れたいと思います。
本日から三連休に入りますが、近畿、中国地方の方は旅行先のリストに加えてみては如何でしょうか。
島根県、日本一の庭園を誇る「足立美術館」の紹介でした。