雨の日の大人たちは

「100食」「100本」「100冊」「100記事」をテーマに、ダウナーなアラサーが日記書いています。

【13/100本】正しいB級映画の手本「エリア0<ゼロ>」

  この映画、決してA級に引けを取らない作品だと思うのですよ。

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 Ⅰ.あらすじ

 ブラウン山には以前から、怪光とそれに伴った失踪事件が相次いでいた。そこへ自閉症の子供:ライリーを始めとした一家がキャンプへ訪れる。一家は夜、ブラウン山の怪光を目撃するが、それは恐怖の序章に過ぎなかった――

 

Ⅱ.POV映画

 以前傑作POV映画でもご紹介しました、「エリア0」。

amenoh.hatenadiary.jp

  POV映画と言えば、「Point Of View Shot」という日本語でいえば「主観ショット」といわれる技法を使った映画です。簡単に言えば、ハンディカメラで撮ったような映像を用いた映画の事です。主にパニック映画に用いられることが多いのですが、その辺りに関しては上記記事をご参照下さい。

 

Ⅲ.B級映画として満点をあげたい

 そんなPOV手法を用いたエリア0ですが、B級映画として見る分には申し分ない出来栄えです。勿論拙いVFXは低予算である故仕方がないのですが、演出は100点満点をあげたいくらい優秀。

 序盤のエイリアン登場シーン、車にカラスが激突するシーン、床下で息をひそめるシーン等、恐怖を煽る演出がお手本のごとく上手い。パニックホラーはやはり演出が命、「来るか…来るのか…」とドキドキさせる演出をいかに上手く織り込めるかというのが肝なのですが、それが上手い。

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Ⅳ.ちゃんとエイリアン見せるのもよい

 あとは、ちゃんと接近遭遇を見せている(エイリアンを見せている)点もよい。低予算映画だと、エイリアンそのものを見せない場合も多い(クロースエンカウンター等)。

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 その点序盤からいきなりエイリアン出てきて、主人公らを殺戮しまくるのは好感が持てる。とはいえ、静止画で見るとエイリアンのつくりはすげー甘い。が、そこはPOV映画。手ぶれと画像ぶれにより、エイリアンのつくりの甘さを全く感じさせない。

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Ⅴ.もっとPOV映画増えないかなー

 ということで、うまーく使えばA級に引けを取らない作品ができるPOV映画。年に1本くらいのペースで「見れる」映画が上がってきますが、クソ映画も多いのが実に惜しい処。

  ていうか、ちゃんとしたクローバーフィールドの続編を作るんだよエイブラムス。本気のPOV映画が久しぶりに見てみたい。

 

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