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雨の日の大人たちは

「100食」「100本」「100冊」「100記事」をテーマに、ダウナーなアラサーが日記書いています。

【8/100本】USA! USA! 「インデペンデンスデイ リサージェンス」

 20年待ちましたよ、20年。

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 Ⅰ.あらすじ

エイリアンによる地球侵略に人類が立ち向かい、およそ30億人もの命を失いながらも勝利を収めてから約20年が経過した。人類はさらなる襲来に備えようと、エイリアンが残した宇宙船の技術を転用した地球防衛システムを作り上げる。2016年7月、そんな人類を試すようにアメリカ全土を覆うほどの大きさを誇るエイリアンの宇宙船が出現。彼らは重力を自在に操る圧倒的な科学力で、ニューヨーク、ロンドン、パリといった都市を次々と襲撃する。猛攻撃は止むことなく続き、人類存続の要であった防衛システムも無力化してしまう。(YAHOO映画より)

 

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 前作の「インデペンデンス・デイ」と言えば、押しも押されぬ「USA! USA! 映画」であり、金曜ロードショーのド定番映画である。1996年の映画としては破格のCGクオリティを実現しており、巨大なUFO群が地球に接近する様は見るものを圧倒させ、当年のアカデミー賞視覚効果賞まで受賞してしまった。

 ストーリーラインは陳腐とされ、特にオチである「UFOにクラッキング攻撃をかけてシールドを無効化させる」という離れ業に関しては賛否両論あるものの、当時一般家庭に普及しつつあったインターネットやPCを上手くストーリーに盛り込んだ点として、私としては良い演出だったと感じている。

 良くも悪くも1996年を代表する映画であり、「USA! USA! 映画」の金字塔でもあるインデペンデンデイ待望の続編がこのリサージェンスである。

 

Ⅱ.前作の登場人物がてんこもり

 兎に角前作の登場人物が活躍するのが面白い映画、ということはつまり前作を見ていないとちょっとついていけない映画でもあります。前作の大統領や、アイザック博士、デイビットとその父等まーよくもここまで集めた、というくらい。ウィルスミスは出ていませんが、まぁ彼はこの20年である意味最も変わってしまった人なので、仕方がないでしょう。

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 もちろん制作側に関しても、監督は前作と同じローランド・エメリッヒ監督を起用。これはどう考えても期待せざるを得ない、もしかすると2016年のベストムービーになるかもと期待を寄せていたのです。

 

Ⅲ.やはりストーリーなのか

 先に私の評価を言いますと、星3つ、というか星2.5です。期待度が高かったのが悪かったかといえば、そうではないと思います。ストーリー構成は前作と同じなのに、全体的なバランス感を欠いている、というのが全体の大まかな感想です。

 今回やってくるUFOは前回とは比較にならないほど巨大なものです。何と地球半分を覆い隠すほどで、船自体に重力が発生するほど巨大な人工物です。あれが出てきた瞬間「これを壊すのは無理だろ… というか壊しても地球終わるだろ」という絶望感は味わえます。

 そう、とにかく序盤の風呂敷の広げ方は凄い。序盤から人もバンバン死にますし、建物もガンガンに壊れます(でもホワイトハウスは壊れません、だってホワイトハウスだから)。

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 さぁ、これをどうやって壊すのだろうかと思っていると、あっけなく結論が出ます。「奴らの女王(クイーン)を殺せば、奴らは帰る筈だ」と。…ん? これって結局前回と同じパターンですよね。マザーシップさえやっちゃえば後は何とかなるんだ、という。前回からUFO自体は非常にスケールアップした筈なのに、目的は前回と変わりません。前回は「シールドさえ無効化すれば勝てる!→マザーシップぶち壊して大勝利!」だったのが、今回は「クイーンさえ殺せば勝てる!→クイーン殺して大勝利!」なだけです。

 ということで、序盤の巨大UFO以外は基本的にやること前作と同じなのです。そしてあれよあれよと色々あって、クイーンをやっつけて巨大UFOは帰っていきます。

 …そう、帰るんです。

 前作は色々ありましたけど、最終的にすべてのUFOをぶち壊してハッピーエンドでした。あれだけ無敵だったUFO群が、シールドを無効化したことでバンバン撃ち落される… というのがカタルシスでした。

 今回ってやはり最初のインパクトとして出てくる巨大UFOを倒してしかり、というのがカタルシスになるじゃないですか。そのカタルシスを未消化にして終わってしまうのです。んーこれじゃあUSA感が薄い。前作のラストで次々にUFOが墜落していく絵で「よっしゃー人類勝利や!」となった自分としては、「え? これで終わりで本当にいいの?」という感じです。

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Ⅳ.キャラ立ちしきれない新参キャラ

 そしてイマイチ活躍できなかったのが、本作からの新キャラ。アフリカでエイリアン狩りを行っていたというディケンベやら、パイロット3人やら、エリア51へ向かう子供たちやら…。

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 いい意味でいえば、前作の登場人物をうまく使っている、のですが、悪い意味でいえば新キャラの個性やバックボーンが薄いというのが感想。パイロット3人の確執ってなんやねーんと思ったら、割りとどーでもいい内容だったり。子供たちがどうストーリーに絡むんだと思ったら、お荷物になるだけだったり。前作のラッセル爺みたいな「ここで来るか!」というのが全くなかったのが残念。

 そしてやっぱり来た中国押し

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 最近の中国資本のハリウッド進出ぶりはすごい。特にSF関連。ゼログラビティ、オデッセイときて、インデペンデンスデイである。大作映画にどー考えても不自然に中国色が出てくるのは、金の匂いがしてあまり好きではない。そう考えるのは私が国際人じゃないからなのかもしれないけれど。

 

Ⅴ.総評

 評価は最初に言ったように星3つ。内容としては、先日見たクローバーフィールドレーンの方が良かったというのが本音。

amenoh.hatenadiary.jp

  2016年公開映画であと見ようと思えるのは・・・、爆死の予感がするゴーストバスターズ、平均点取りそうなスタートレック3、ハリポタより面白いの作れるのか、ビーストと魔法使いの旅、くらいでしょうか。

 うーん、やっぱリサージェンス頑張ってほしかったなぁ。無念。