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雨の日の大人たちは

「100食」「100本」「100冊」「100記事」をテーマに、ダウナーなアラサーが日記書いています。

東京ロゴパクリ問題が過熱してるけど、デザインでバッシングを受けたあの大先輩を皆忘れてるよね

コラム ニュース

 東京五輪エンブレムに引き続き、東京都のキャッチコピー「&TOKYO」のロゴにもパクリ疑惑が浮上しているようです。

舛添都知事、「&TOKYO」ロゴは「記号だから著作権はない」

 東京都の魅力を世界に発信するために作成されたキャッチコピー「&TOKYO」のロゴが、フランスのメガネブランドのロゴなどに似ているとインターネット上で指摘されていることについて、舛添要一東京都知事(66)が「問題なし」との見解を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00000094-sph-soci

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  素人には何処までがパクリでどこまでがパクリでないのか定かではありませんが、フランスという遥か遠いところのロゴまで確認する必要がある世界になるとは、情報化社会って凄いなと思うのと同時に、もう何が何だか分かんねぇなと投げやりな感じにもなります。

 しかしながらこのロゴ、制作に1億2千万円も費やしたんだとか。どうやらその金額にも都民から「高すぎる」との不満の声が上がっているようです。

 そういえば、むか~しむかし、似たようなことで世間からバッシングを受けた事件があったような・・・。

 

 

 

 

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 あ、こいつだ。

 せんとくんは、2010年に奈良県で開催された平城遷都1300年記念事業(平城遷都1300年祭)の公式マスコットキャラクターであったが、2011年より奈良県のマスコットキャラクターとなった[1]。鹿の角が生えた童子の姿をしている。(wikipediaより抜粋)

  今や奈良県の顔となってしまった、不動の不人気キャラクターせんとくん。その公開当時に起こった「せんとくん問題」を皆さんは覚えているでしょうか。

 2008年に平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターとしてデビューしたはいいものの、「可愛くない」と世間から大バッシングを受けました。そして、ロゴ問題と同じく制作費用に関して「高すぎる」とクレームが来ました。

 さてさて、その制作費ですが果たして幾らだったのでしょうか。

 答えは総製作費1,018万円。因みに、デザイナー料はその内の500万円とのこと。

 あれ、結構安くない? というのが正直な感想。このフランスの眼鏡会社だか楽天だかに似ているロゴを1億2千万円で作ったという話の後だと、非常にリーズナブルな値段に思えます。しかも、何だかんだ言って「せんとくん」はこの騒動の後メジャーなキャラクターとなり、奈良県を代表するマスコットキャラクターになりました。

 せんとくんの経済効果に関しては、次のようなニュースがあります。

“問題児”せんとくん大出世?出生の秘密と多額の経済効果

 せんとくん選定当時の08年、大阪府立大経済学部の荒木長照教授が主となって発表された、パブリシティ広告に関する調査によると、NHKと民法キー局の28局における、せんとくんの年間出演時間は計1時間52分2秒。加えて、新聞の掲載記事の段数や、ブログ掲載の記事数などを広告料に換算すると、約15億円相当の効果があったと算出されたのです。ちなみに、「平城遷都1300年祭」開催の10年に奈良県が発表したせんとくんのPR効果は、広告換算額で約225億円相当。せんとくん騒動を取り上げたメディアによるパブリシティ効果も、大きかったと考えられています。
http://biz-journal.jp/2013/01/post_1274_2.html

 ほげぇ・・・ どうやら1千万円なんて軽く吹き飛ぶPR効果を生んだ模様です。まさに元祖炎上商法という奴でしょうか。

 因みにこの前に問題になった佐野エンブレムですが、実は佐野氏へのデザイン報酬は100万円。たった100万ぽっきりの報酬であれだけ大バッシングされたんだから、佐野氏としては完全に骨折り損のくたびれ儲けでしょう。まぁ、回収騒動で1億程度費用が掛かりましたので、総経費では東京ロゴと変わらないかもしれません。

 

 せんとくんが炎上商法まがいの手法でブレイクしたのと同じように、佐野エンブレムやこのロゴも意外と人気が出るかもしれません。というか、既に佐野エンブレムが使われたポスターにプレミア値がついてるんだとか。

 結局のところどうなるかっていうのは終わってみなければ分かりませんね。せんとくんも、デザイン問題の大先輩として東京ロゴパクリ問題を遠い奈良から見守っていることでしょう。