雨の日の大人たちは

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美しい並木道を描いた画家「メインデルト・ホッベマ」

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 田舎の一本道。馬車の轍がくっきりと残った道の横に、ポプラ並木が遠くまで続いている。晴れてはいるが、曇りがかった空に鳥たちが羽ばたいている。手前には農作業にいそしむ男性が、道路を歩く男性に声をかけている。奥では女性が誰かと立ち話をしている。

 17世紀オランダの牧歌的な農村風景を描いたのは、オランダの画家メインデルト・ホッベマである。絵の名前は「ミッデルハルニスの並木道」です。とにかく背の高く伸びたポプラ並木と、広大なオランダの空が魅力的な一枚です。

 今回は、メインデルト・ホッベマの作品を集めてみました。

 

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Ⅰ.特徴

 風景画を得意とした画家として有名です。特に林や森の絵が多く、当時のオランダの自然を感じることが出来ます。17世紀ということで、オランダ黄金時代と呼ばれる中で描かれた作品です。同年代にフェルメールやレンブラントがいます。風景画が写実主義へと移行する間の作品であり、非常に繊細なタッチが美しい画家です。

 同年の画家ロイスダールの後継者として位置付けられ、その作品の特徴は非常に似通っています。しかしながら、どちらかといえばホッベマは絵のバリエーションに乏しく、現存する作品は似通った構図の多いものとなっています。

 とはいえ同年代を代表する風景画家であることは間違いなく、絵からは黄金時代を謳歌しながらも、そことは程遠い農村部をメインに、牧歌的な雰囲気が香るオランダを細かに描いています。

 優秀な画家であったホッベマですが、経済的には非常に苦しかったようです。元々風景画は人気がなく、また当時のオランダでは絵画は投機目的で売買するものだという考えが一般的だったことから、あまり価値の付かない風景画は軽んじられていました。多くの画家が死後評価されることが多いように、ホッベマもまた当時は理解されない不遇の一生を過ごした画家だったのです。

 

 以上、美しい並木道を描いた画家メインデルト・ホッベマの紹介でした。